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第7回みとよサイクルロード宝山湖大会

  • 副代表
  • 2016年11月6日
  • 読了時間: 6分

こんにちは

そろそろ後輩に部の権限を渡す時期になった副代表です。

みとよサイクルロードレースのレースレポートです。

香川県で唯一開催されるロードレースであり、それだけあって県の自転車競技連盟も気合が入っています。招待選手が豪華。ジロを完走したあの選手や前日のさいたまクリテで世界王者のあの人とスプリントしてたあの人など・・・。前日さいたまで次の日香川とはかなりのハードスケジュール。

宝山湖の特設コースは道幅が狭く、先頭交代の人数が限られる状態。名物はV字コーナーからの急激な登り。勢いがつけられないのでかなり足が削られます。

今回の参加者は上級クラスに森と上村、中級Bクラスに岡野、須藤、仲須。また、サポートに大森が来ています。

今回は香川県内での開催なので自走で会場まで向かいます。40km程度ですが、ゆっくり行くので問題ないでしょう。

会場についたところで愛媛大学サイクリング部(以下、EUCC)と松山大学双輪会と合流。上級クラスは出走が迫っているのですぐにアップ開始。

というわけで上級クラス、8周のレースです。

このレースはローリングスタートでスタート地点の反対側の下りから緩やかにスタートします。

ニュートラル状態の混雑した集団で後ろにさがってしまいましたが、リアルスタート地点は道が広いので、そこで集団前方に出て様子を見ます。このときまだ経験の浅い上村は集団後ろへ退避。とりあえず集団に慣れておきたいようです。

レースはさっそく動き出したようで2周目に入ったとたんにアタックがかかり一人集団から抜け出す。どーせすぐに捕まるだろうから放置・・・と思ったら先頭にでていたEUCCのゆーすけが少し抜け出していました。しかもチラチラ後ろを振り返りながらサポートが欲しそうな様子。放置しても良かったのですが・・・・

助けに(?)いきました。森の一回目の逃げが始まりました。

V字コーナーの前に集団を抜け出し、登りが終わりごろに逃げていた一名とゆーすけに合流。とりあえず先頭交代をして逃げていきます。しかし、まだまだレース序盤。集団元気いっぱい。コントロールラインのあたりで吸収。集団は一つに。

三周目にはいり、先ほどの逃げを追いかけたためか、集団の人数が少しだけ減少。上村が集団前方にあがっていました。ここで上村が軽いアタック。森は先ほど逃げていたのでできれば温存したいところ。正直、追いかける気が出ませんでした。

追いかけました。森の二回目、上村一回目、クロワジエールの逃げがはじまりました。

疲れる前に交代しろと指示。頻繁に先頭交代しながら平坦部分を進んでいく。上村がいい感じのペースで走るので驚きました。森を先頭にV字コーナーへ突入。そのまま登っていきます。しかし、ここで上村の脚にダメージが入ってしまったのかすこし遅れ気味に。そのまま下りでも先頭交代を続行。この時点で集団と17秒程度の差。しかし、この直線の下りは集団が有利。差を詰められていきます。

そのままコントロールラインを通過。4周目。両名ともに消耗し始めたところで吸収。平坦中盤あたり。吸収されたところで、上村は消耗が大きいためそのまま集団後方へ。森は先頭に残る。

我々が吸収されて集団が落ち着くかと思いきや一名の選手がペースアップ・・・だれも追いかけない・・・。この選手は予めマークしていた選手なので、追いかけようと思えば可能でしたが、こちらも消耗していてあまり危ないことをしたくない、尚且つ、単独での逃げなので後で集団で追い上げられると思っていました。これが間違いでした。この時点で集団の人数は20人以下となっており、二度の逃げを追いかけたため、前を引くことのできる選手は皆消耗した状態。さらに先頭付近にその選手と同じチームの方が2,3人。追いかけられる余裕がある選手がいなかったのです。最終的にその選手は1位でゴールしたようです。

そのまま集団は落ち着いた状態に。森は先頭交代に加わりながら飛び出すタイミングをうかがい、上村は後方で集団に食らいつく。

そして勝負を分ける最終周回。

コントロールラインで急に上村がアタック。本人曰く、「脚がピりっときたから最後の悪あがきで集団をめちゃくちゃにしてやろうと思った。」とのこと。ただ、先にに述べたように先頭は消耗した状態。森は今回は迷わず反応し、すぐさま上村を追いかける。

アタック成功。森三回目、上村二回目。クロワジエール全力の逃げの始まりです。

第一コーナーを少し過ぎたところで森が上村に追いつきました。しかし、上村は逃げる気がなかったようでペースが落ちかけていました。そこですかさず「そのまま!」と声をかけました。そこで帰ってきた返答が・・・

「限界まで引きます!」

素晴らしいアシスト宣言。そのまま逃げていき、頃合いが来たら森を発射するという作戦に。

上村もかなり限界のペースで漕いでおり、またもやペースが落ちかける。「登りまで!!」と声をかけそのまま進む。森は思いっきり吸い取るつもりでいました。

それを集団がそのままにしておく訳がなく、追い上げ始める。上村も限界。

V字コーナー少し手前、森発射。

単独逃げ。ここでやらなきゃいつやるんだ、と全力で踏んでいく。集団は10人、差は7秒。

ここで思わぬ刺客。2段目の下りで一人飛び出す。EUCCのマッスル君でした。まさに思わぬところで出てきました。レース序盤より集団の中で温存しており、視界に入らなかったのです。彼はマッスルと呼ばれるだけあってパワーがあります。しかも温存して元気いっぱい。後で話を聞くとこの下りで70km/hでたとか。なんじゃあそりゃあ。とにかく、この状態でスプリントして勝つのは難しいです。できるのはできる限り差を縮めないこと。踏むしかないです。

最後の登り。じわじわ差を詰められながらも、その位置を守り切り、森は2位でゴール。表彰台です。賞品としてみかんをたくさんいただきました。

上村は集団より少し遅れ、14位でゴール。しかし、順位以上に勇敢な走りでした。敢闘賞があるなら間違いなく彼でしょう。

次は中級B。6周のレースです。

先ほどなかなか濃厚なレースを見せられたメンバー達。果たしてどのようなレースをするのか・・・。とにかくスタート。このレースにはゲストとしてジロを完走したあの選手も出走しています。

第一コーナーあたりでレースを観戦していた副代表ですが、驚きの光景を目にしました。

なんと!我らが代表岡野が!ジロを完走したあの選手と逃げているではありませんか!!まだレースは二週目。これは期待が持てます。他のメンバーは集団の中に。

しばらくして、集団が一周してきました。しかし、先頭にいるはずの代表が見つからない・・・。見逃したかと思っていると・・・。

なんと!集団から遅れてしまっているではありませんか!しかも通り過ぎる時に写真撮ってほしいといわんばかりの行動。彼はジロを完走したあの選手とのサイクリングに全力を掛けたのです。(実はサドル変えたばかりでポジションがあっていなかった様子。)

他の二名は集団に食らいついた状態。

事件が起きたのは五週目に入ったところ。コントロールライン付近で落車が。多くの選手が巻き込まれた中、見せたのは一年の仲須。運よく回避できた彼は集団先頭へ。集団を引いていきます。

落車に巻き込まれた選手は招待選手のサポートを受けて集団復帰を目指します。

そして最終周回。

仲須は先頭集団から少し遅れるもいい位置。須藤は集団から遅れてしまいます。仲須はそのまま8位でゴール。初ロードレースとしてはいい成績です。須藤は16位岡野は23位。

こんな感じでみとよサイクルロード宝山湖大会は幕を閉じました。

三回生にとっては引退レースとなりましたが(引退するとはいってない)一回生の成長に驚くレースでした。これからの活躍が期待できますね。


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