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ツール・ド・おきなわ 2018 市民210km レース後編

  • 2018年11月19日
  • 読了時間: 6分

ツール・ド・おきなわ 2018 市民210km

集団離脱からフィニッシュ後までの完結編です。

レース前編の続きです。 その前に前日~スタート前があります。

レース前編では、およそ120kmまで先頭集団についていってました。体力の消耗、熱中症の兆候が見え始めたのもあり、与那の登りはじめで集団を離脱します。そして満身創痍の中、己とと戦いながらフィニッシュを目指します。

では後編へ。

コミッセールやサポートバイクも見送り、現状を確認。息は上がり、脚は消耗し、ロングライドの終盤のような状態。そして熱中症の気配。しかし、ここまで先頭集団できたおかげでタイムアウトまでかなり余裕があります。平地で30km/h程度だせる出力があれば問題ありません。とりあえず呼吸を整えることに集中します。すこし早めに離脱した選手数人に抜かされましたが、気にせず回復に徹します。周囲に選手はいませんが、まだ140, 100 kmの先頭ににも抜かされていません。 後方の集団を利用したいところです。

与那の登り山頂付近、先ほど抜かされた選手5名が小集団を作っていました。とりあえずこれに加わります。そのまま下りへ。昨年と違い、全員体力消耗が故の離脱。下りの速度もそこそこです。ローテーションで自分の番がまわってきましたが、ほとんどまわせず・・・想像以上に消耗しています。のこり80km、先が思いやられます。

二回目の普久川(133km)で水を受け取り、東村の登りへ。この東村、個人的にはかなり面倒な区間です。まず200m登らされます。さっき300m登ったのに。この程度の坂、万全な状態ならば気にしませんが、この状態ではかなりつらい。その後、宮城までアップダウンを繰り返しながら下っていきます。このアップダウンも落差がひどい。とりあえず、淡々と集団で登っていきます。途中で140, 100 kmの先頭集団に追いつかれました。ここで合流できれば楽に、早くゴールにたどり着けるのですが、片や元気いっぱいの集団こちらはロングライド終盤のような消耗しきった状態。加わるのは無理でした。その後もいくつか集団に出会いますが、登りで離されてしまい、一人旅の時間が増えていきます。そして暑さが厳しくなる時間。水分も限られています。あくまで今回は完走が目的。体調管理に集中します。

慶佐次の補給ポイント(170km)にてボトル2本受け取ります。熱中症対策を最大限に意識します。しかし、水分が全然足りていないのは事実。道端の自販機てコーラを買ってに見たいところ。しかし、現金を持っていないためそのようなことはできません(ルール的にもよくない)。また、水分を取りすぎると軽量化の騒動に駆られます。あと40km、耐えしのぎます。(ここで軽量化する余裕は十分にありますが、なんかしたくなかった・・・自分空力信者だし・・・。) かなり限界な状態ですが、トラブルがなければ完走確実な状態。

集団に加わったり、抜けたりしながら最後の登り、羽地ダム(約190km地点より開始)に差し掛かります。ここまでくると名護市街地が近くなり、50kmカテゴリーや選手の付き添いの方などが路肩で応援してくれます。ギャラリーがいるのでかっこよく決めたいところですが、そんな体力ありません。ノントラブルでフィニッシュすることだけに集中します。 下りに差し掛かりました。あとはひたすらホイールを転がしていくだけです。下りに差し掛かったタイミングで集団が来たため、そのまま合流。登りの出力はなくても平坦なら十分です。

200km地点の川上関門を超えたらラストスパート。集団も速度が上がります。落車が起こらないように配慮しつつこちらも出力アップ。道も3車線になり、朝出発した街並みが飛び込んできました。三車線です。朝のように50km/hとはいきませんが、三車線を好きに使って高速走行できる快感はめったに味わえることないです。

ひと漕ぎずつかみしめながら1km、500m, 300m、とフィニッシュへ向かいます。

そして、ついにフィニッシュ。

完走がここまでうれしいレースは過去にどれだけあったでしょうか。

とてもつらいレースになりました。でも、充実感がありました。大満足です。

とりあえず、水とシークヮーサージュースが飲み放題なので、飲みまくって熱中症から回復させました。

記録

5時間53分53秒483 124位

なんとか6時間切ることができました。欲を言えば、二桁順位になりたかったですが、全力を出してこの結果なのです。当初の完走という目的も達成できましたし、十分です。この欲は来年目ざして解消していけばいいのです。

記録証を受け取り、かわいくんとたきおかくんが着くのを待ちます。 二人ともU39 100kmを完走できたようです。

お疲れ様です。

三人で記念撮影

とりあえず遅めの昼飯を食べます。 去年(140km)みたいに車を置いてる宿まで30km 走る必要がないため、会場を満喫します。かなり楽ちんです。

まぁ、今年はあと30km走れと言われてもかなり厳しい状態でした。それほどまでに厳しいレースでした。でも面白いレースでした。

日も暮れたとこで那覇市のホテルへ。ちょっとした打ち上げをしました。

次の日那覇空港。特に観光地へ行かずに高松へ戻ります。愛媛の二人はこのまま観光してきたみたいですね。

まとめと個人的今後の方針

初挑戦のツールドおきなわ 市民210km、完走することができました。このレースは国内市民最高峰であり、市民レースの終着点でもあります。ならば、自分は終着点にたどり着いたのでしょうか?答えは否です。124位、数字としてまだ上を目指せるという見方もできます。他に、この結果は二回目の与那の登りで先頭を離脱してのものであり、二回目の与那の登りは先頭集団が本格てきに活性化する直前です。つまり自分は先頭集団が活性化するその先を見ていないわけです。自転車メディアで多く語られるのはこの先であり、やはりみて見たいと思うわけです。しかし、現実問題としてあのレベルまで上がるには短期間では不可能です。また、これから私生活の環境の変化が多くなり、練習時間の確保が保証されていません。

これが達成できないからおきなわに行かないのか、といったらそれは違います。そこがおきなわの魅力でもありますが、100kmや140kmのカテゴリーにおいても集まるのは強者ばかりであり、そこで上位を目指すというのも十分すぎるくらい面白いものであります。目標は人それぞれ無数にあります。

そして、単純に、ここまで公道を封鎖して、(指定場所で)ボトルを投げ捨てる、二車線フルに使ってダウンヒル、沿道の応援など、一般的な市民レースではできない経験がそこにはあります。

おきなわは一度行くとまた来たくなるような魅力があります。これは一度参加しないとわからないのが惜しいものですね。とりあえず来年にむけてお金をためなければ・・・。

以上です。ありがとうございました!


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