高梁ヒルクライム2017
- 上村
- 2017年10月5日
- 読了時間: 7分
こんにちは。上村です。
10月に入りましたね。学校も始まったのでしばらくはしんどい日々が続きます(´;ω;`)
とりあえず今期のアニメで何を見ようか悩んでいる今日この頃です。
今回は高梁ヒルクライムについてレポートをしていこうと思います。
毎年クロワジの夏休みの締めはこのレースです。
8月に参加した石鎚山ヒルクライムとは違うゆるーーーーーーーーーーーい平均勾配のなんちゃってヒルクライムなので、今回は11人の大所帯で参加しています。斜度のように雰囲気もゆるいのでおすすめです( ˘ω˘ )
そしてそして。1年生にとっても初レースとなるこのイベント。先輩としても楽しんでもらえるかどうか不安でいっぱいでした。
-DAY1-
今回は前日から現地入りしました。受付を済ませるべく、3グループに分かれて会場へ向かいます。
輪行組第1班、第2班、そして自走組です。
自走班はなんと1年生たち。宇野港から倉敷経由で現地に向かうとのこと。元気ですね!

僕は電車でゆらゆら揺られ、会場の最寄り駅まであと少しのところで、たまたま自走している1年トリオを見かけました。とても楽しそうだったのでなによりです。
1年生たちに積極性が見えてきて、先輩的にうれしく思います( ˘ω˘ )

前日の会場の天気は快晴で翌日のレースが非常に楽しみになりました。


全員が揃ってから受付を済ませたあと食事と買い物を済ませ宿へ向かいます。
今回の宿はみんなで泊まれて、会場に近くてお安いうえに、温泉にも入れるすごーくいいところなのですが…
標高400mの場所にあるのでヒルクライムしなければならないのです…。
値段と距離はしっかりチェックしましたが高さまではチェックしそびれてしまいました(笑)
というわけで、荷物をもって走るのは大変なので、宿の人に荷物だけ先に迎えに来てもらってから移動を開始。ほんとに助かりました。ありがとうございました…(;´Д`)
斜度が10%超えの真っ暗な道を進むこと30分…。ようやく今回の宿「神原荘」に到着しました。

宿に着いた時には部員からのブーイングがさく裂。
まったく誰なんだこんなとこにある宿をとったのは。
とは言ったものの、行きの苦しさ以外はとてもいいところでした。
部屋は中学校時代の林間学校をほうふつとさせるような8人部屋でとてもワクワクしました。お風呂もとっても気持ちよかったです。

この日は軽くミーティングをした後、翌日のレースに向けて早めに就寝しています。
-DAY2-
いよいよレース当日。

スタートが早いので朝5時45分に宿を出発し、会場を目指して峠を下ります。
ただこの日はとても寒かった。去年と比べると確実に寒いです。防寒装備が整っていないメンバーが多かったので、下ってる最中は阿鼻叫喚でした。

↑極寒装備の歩君↑
極寒の下りを終え会場に到着。今年はなんと1000人近い人が参加していたそうです。

霧が立ち込める会場…。昨日はあんなにいい天気だったのに(´・ω・`)
今回はゆうじゅうさんがチャンピオンクラスに出場。
それ以外のメンバーは年代別で走ります。


荷物を預けたら各クラスごとに列に並んで開会式がスタート。
昨年の大会で先頭集団で走ることの大切さを学んだので、年代別の列の先頭をクロワジで陣取りました。


やたらめったら拳で抵抗していきます。


開会式を終えたらいよいよパレードランです。朝の下りほどでないとはいえ、まだまだ気温は低い状態。
荷物を預ける際、ほとんどのメンバーが防寒装備ごと預けてしまったので走り始めたら震えが止まりません。
10秒に一回は寒いと言いながら走ってたような気がします。
しかしパレードランとはいえ列の先頭をクロワジジャージで埋め尽くしたのは気分が良いですなぁ…。
沿道の人の声援を受けて気分が盛り上がり、上がらない気温のせいでカラダが完全に冷えに冷え切ったころ、ようやくレースのスタートラインに到着。
チャンピオンクラスのゆうじゅうさんのスタートを見送ってから年代別がスタート。
今回の僕の目標は表彰台に乗ることでしたが、果たしてどんなレースになったのでしょうか?
この大会ではスタートからゴールまでの個人タイムで勝負が決まります。
タイム計測が始まるのは、車体に取り付けられたセンサーがスタートラインをこえてからなので、単純な着順では勝負がつきません。
例えば集団の先頭の選手がスタートラインを通過してから10秒後にスタートラインを通過した選手がいたとしましょう。その選手が、先頭の人から5秒遅れてゴールしたとしても、個人タイムでは5秒リードしていることになるわけです。
つまりこういうレースの場合、後方からスタートして先頭に追い付いたほうが有利っちゃ有利なわけです。
まぁもちろん先頭に追い付けなかったら終わりなわけでリスクもないとは言い切れないんですけどね。
今回僕は集団の先頭スタートだったので、少しでも後続と差をつけてゴールしたい。なので積極的に前に出てペースを上げていきます。
最初のほうはよしきや須藤さんと協力しながらペースを作っていきました。
1年生の三角も先頭を引いてくれたので助かりました。その後はスルスルと後方へログアウトしてしまいましたが、今後の成長が楽しみです。
須藤さんはパレードランの最中にサドルが下がってしまったようで全然力が発揮できなかったらしいです(´;ω;`)
集団がある程度縦に伸びてきたところで他チームの選手もローテに加わり、斜度がきつくなったところでさらにペースが上がり、先頭集団が形成されました。この時点で残っていたのは、僕と大森、そして大山です。
しばらくはハイペースな状態が続き、大山は先頭集団から脱落。
残るは僕と大森。斜度の緩い区間に入ると少しずつペースが落ち着いてきました。去年と比べるとだいぶ穏やかなペースだったのではないのかなと思います。
このレースは最後にある急斜面の区間で勝負が決まるのですが、このままだと温存している人が多くなりそうなので、差をつけにくい予感がしました。
途中一度だけアタックをかけて集団を崩そうと試みるも即座に吸収。これで集団が少しは活性化してペースが上がるかとも思いましたが、サポートライダーのホセ選手が男引きしてくれるのでみんながそれに乗っかりますます穏やかな集団に。このままじゃいやだなぁと思いながら、最後の局面に足を残すべく集団の中頃で息をひそめていました。
すると追い禁区間手前で強烈なアタックが!!!
これは乗っからないと中切れしそうだったので即座に追いかけます。しばらく踏んで、下り区間の最後のほうでようやく合流。
このとき4人程度の逃げが形成され、やっと集団が小さくなりそうと思っていたのですが…
サポートのホセ選手が後ろの集団を引き連れて来てしまいました(´;ω;`)
アタックを完全につぶされ、改めてプロトップクラスの実力は半端ないと思い知らされます。
結局集団はそんなに変わらない大きさのまま、いよいよ勝負の急斜面区間に突入。
先頭のほうで位置取っていたおかげで力のある選手のアタックにも即座に反応できました。あとはひたすら踏み倒すだけ。どんどん集団は数が減っていき、4、5人ほどが少し先行した状態に。
何とかそこに残ることができましたが、思ったよりペースが速くて前に出る余裕がありません。
そしてラスト1㎞で緩斜面区間で一緒に何度か逃げようとした選手がアタック…。ここでついていけなくなりました。少しでもダメージを最小限にとどめるためにペースを維持しようとしましたが、斜度がここで急上昇。
ますますペースが落ちます。この流れでさらに何人かに抜かれフィニッシュ。
おそらく着順で5番目だったと思います。先ほど前述したように、先頭でスタートしたのでタイム計測で言えば不利な状態。これ以上の結果はないなぁと思いながらエイドステーション的なところへ。
すでにゴールしていたゆうじゅうさんや続々とゴールしてくる仲間と合流し、レースを振り返ったりしながら時間を過ごします。
ゴール後は選手たちに豚汁がふるまわれました。疲れたカラダには最高のご褒美です!
おかわり自由とのことだったので4杯ほど食べちゃいました。





しばらくしたら荷物を準備し、防寒準備を整え下山。だいぶ気温も上がっていたのでさほど苦ではなかったです。

会場に戻ったらカレーと牛串をいただいて輪行と自走組に別れて高松へ帰りました。


こんな感じで今年の高梁ヒルクライムは終了しました。
リザルトは以下のようになっています
◆チャンピオン
森 22位
◆年代別A
上村 6位
大森 12位
大山 25位
仲須 35位
三角 52位
須藤 56位
濱洲 58位
太郎 63位
村上 77位
小橋 126位
僕の順位は去年と同じでしたが、今年はレースを前のほうで展開できたので満足です。
夏休み最後のとてもいい思い出になりました。またみんな行きたいですね(*´ω`*)

次回のレースは宝山湖です。(その前に中国サイクルGPに参加する人もいますが)
地元なのでやる気もあがります。しばらくはそれに向けて練習です。しんどいですが頑張ります!!!
以上で高梁のレポートを終わります。長々とお付き合いいただきありがとうございました。
Comentarios