第三回TMT(高松~松山~高松)
- 森
- 2017年2月22日
- 読了時間: 5分
元副代表です。引退済みですが、走るときは走りますよ。
タイトルの通り高松から愛媛の松山に行って帰ってくる単純なライドです。第三回となってるのは筆者が三回目なだけです。
発案は2日前の夜。研究室の呼び出しの日程の関係で実家に帰れなくなった私はむしゃくしゃして部のLineに提案。現代表が参加すると明言し、実行に移しました。TMTに準備なんていらない。
基本的には国道11号線を使っていきますが、高松付近では県道33号を使っています。片道160km、往復320kmです。さっさと行ってさっさと帰っていきましょう。
朝6時に学校出発・・・のはずが現代表が来ない・・・。
前日のバイトのせいで寝坊してしまったようです。彼の家から本学までは距離があるため、そのまま自宅からの出発を指示。およそ65km先の県境で落ち合うことになりました。

というわけで朝6時7分に学校出発。
県境までの道は(ぶっちゃけ全工程そうなんですけど)TMT以外でも何回も通っているためローラー乗っている気分で流していきます。何度も通っているため、あたりに見える山によっておおよその現在位置がわかるのは便利ですね。今回の使用機材はクロモリフレームにホイールはシロッコ。加速の反応性はよくはありませんが、クロモリフレームの振動吸収性は素晴らしいものです。サドルにはカンビウム。ふっかふかのサドルです。のんびりロングライドするにいい機材であると感じます。自転車はじめたばかりの頃はクロモリは重いだけ、と思っていましたが、今思うと長年愛されている理由を感じます。
と、機材についての話はキリがないのでこの辺にし、県境に到着。

休憩をとりつつ代表を待つ。この県境付近では海沿を走っており、オーシャンビューが素晴らしいものとなっています。松山に向かうルートで唯一の走って楽しい区間です。
待っても待っても来ない代表。一時間程度待つと少し先のコンビニにいると連絡が。すぐに出発し、合流。
松山を目指します。
ここから50kmが11号線でもっともつらい区間。自転車でつらいというと、向かい風、登りがある、交通量がある・・・などですが、この区間は一言でいうと「つまらない」ですね。理由は走ってみれはわかります。走ってみましょう。
ただ、南側に目を向けると雄大な四国山地が。1000m級の山々が連なります。この山の中に入ると自然豊かで素晴らしい景観が広がります。(秘境レベルが急上昇しますが・・・)
距離的に難しい面もありますが走ってみたい地域でもあります。


私が前を引きながら走っていき、122km地点のコンビニで休憩。桜三里の手前です。30分程度休憩してすぐ出発。だらだらしても時間が過ぎるだけです。
道が狭く、交通量が多いですが川沿いの景観はいいです。TMTのなかでも唯一のしっかりした登りでもっとも標高が高いポイントです。といっても400m程度ですが。
登り切ったところで代表に先頭を交代。このまま松山まで下ります。

というわけで目的地である愛媛大学に到着。13時58分です。ここまで160km。
ちかくのコンビニで休憩していたら愛媛大学サイクリング部の皆さんが激励に来てくれました。これで三回目のTMTですが、今回最もあたたかい歓迎でした。感動です。駆けつけてくださったみなさん、ありがとうございました。
見送られながら松山を出発。もと来た道を戻ります。家に帰るだけです。
ここで私の右膝に異変が。ちょっと無視できない痛みです。
桜三里を下り、行きと同じコンビニで休憩。ダンシングが封じられ、ふつうに漕いでも痛む状態。休めば治るものではないため、リタイヤしない限りはこのまま120kmずっと痛みに耐えながら走らなけれはいけません。
リタイヤが頭をよぎりますが、プライドが許しませんでした。続行です。
ポジションを変更し、ここまでほとんど私が引いていたので先頭を代表に変更。様子をみます。
様子を見てると悪化は遅くなったので適度に先頭交代。相変わらずダンシングが封じられています。ダンシングができないってとてもつらいですね。それに比べて代表は前半で温存した分、いいペースで漕いでました。そのおかげで、大幅なペースダウンを防ぐことができました。

そんなこんなで四国中央市で休憩。ここで日が落ちます。私は相変わらず痛みと戦ってますが、ここから代表の中でも戦いが。薄着できていた彼は寒さと戦わなけれはならなくなりました。のこり85km。
帰りたい。しかし走らなけれは帰れない。というか、もともと帰っている最中じゃないか。

お互い戦いを繰り広げながら県境を越える。255km走っているのもありますが、主に戦いのせいで疲れが見えます。文句言っても仕方ないのでさっさと出発。あと65km。

途中一回の休憩を挟みながら丸亀市内に到着。ちなみにその途中の休憩で代表は防寒具を購入。装備は現地調達。
丸亀市内まで来るとさすがに家が近く感じます。変なテンションになり、その勢いでゴールである学校を目指します。のこり25km。この段階にくるとものすごく近く感じますが、時間で考えると1時間。授業よりは圧倒的に短く感じますがさすがにテンションが息切れ。といいつつもあと少し。息切れしながらでもそのままゴー。
そして、ついに、ゴールである学校に到着。 23時12分 走行Ave.27.0km/h 距離320km
TMT完走です。

というわけで完走することができました。個人的にTMTは練習みたいなものですね。途中コンビニも多く、一部区間を除いて電車が近くを走っているので離脱も容易。本州ではこの条件を満たすルートはたくさんありますが、四国では珍しいような・・・?これまでロングライドはその場その場の勢いで行動(補給とか)していましたが、今回は何キロごとがよいか、一回の補給はいくらかなどを意識してみました。また、補給タイミングの変更も。現状の自分のことがよくわかったのでライド計画を立てやすくなりそうです。
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